全体倦怠感|福岡県飯塚市の内科・漢方・美容・鍼|あまいろクリニック飯塚

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全体倦怠感

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全身倦怠感

全身倦怠感

全身倦怠感といっても、季節、体力、冷えの有無、年齢、睡眠状態などでそのパターンが異なります。それぞれのパターンが複雑に絡み合っていることも多く、そのような場合は適切な順番で治療する必要があります。

季節の問題

体は外気温が変化しても体温は一定を保つように常に体内環境を調節しています。その役割を果たすのが自律神経です。日中にしっかり活動し、睡眠時にしっかり休めるように働きかけるのも自律神経の働きのおかげです。

この自律神経が乱れやすい時期があります。季節の変わり目(とくに3〜4月、10〜11月)は日中の気温が高く夜間は気温が冬並みに低下します。自律神経はフル稼働して体に変調を来さないよう頑張っていますが、気温の日内変動が大きいと自律神経も参ってしまいます。

夜はぐっすり眠れず、就寝中に筋肉に力が入り起床時には首や背中、腰などが痛むことも起こりえます。十分な時間だけ寝たにも関わらず、起床時に熟眠感がなく、朝から疲れている。

孟浩然の「春暁」という有名な詩では「春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知る多少」とあります。春はぐっすり眠れてしまえるものだから、夜が明けたのに気づかず寝過ごしてしまうと訳されています。

気持ちよく眠れる季節ということを詩で表現されているのかもしれませんが、漢方臨床を行っていると、睡眠効率が悪い時期のため、決まった時間に起きるとまだ体力回復が十分ではなく、まだ眠いというように思えてしまいます。

現代人は体力に合わせて起床時間を遅らせることができないのです。この時期の疲れには漢方がとても有効です。

体力

元々、体力が充実している人が、急性疾患のあとや頑張りすぎたあとなど、何か疲れるきっかけがあって倦怠感が起こっているときは気力を補う漢方治療を行います。

冷え

全身の冷えがあると強い倦怠感が起こりやすくなります。普段の体温も低めで風邪をひくと高熱にはなりにくいものの長引く傾向があります。

強い冷えが慢性化すると寒いだけでなく気分が落ち込みやすく、場合によっては寝たきりに近い状態にまでなります。冷えがあるときは、冷えの治療を最優先で行います。

加齢に伴う疲れ

加齢に伴い、男女とも性ホルモンの分泌量が減ってきます。特に男性ホルモンは熱産生に関わり、全身の冷えや疲れに影響しています。男性は主にテストステロンが、女性はDHEAやDHEA-Sなどがその役割を果たします。

子供のころは熱代謝が良好で暑がりの傾向がありますが、30歳代〜40歳代ごろから冷えを感じやすくなり、翌日に疲れが残ることも多くなります。

目の変化、排尿機能や性機能、腰や耳の問題なども併せて老化現象として漢方治療を行います。高齢になってから治療を始めることが多いですが、症状が出始めたときから治療した方が仕事も生活も元気にこなすことができて良いでしょう。

睡眠障害

睡眠障害

眠るのに時間がかかる入眠障害、途中で目が醒める中途覚醒、夢が多い眠りの浅い状態。これらの問題があると、せっかくの睡眠時間に有効に体力を回復することができません。眠りの問題を改善することで疲れが軽くなります。

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